【解説】インストリーム広告とは【初心者必見!】
インストリーム広告とは
動画コンテンツの中に挿入される広告のことで、視聴者に対して効果的にアピールすることができる広告形式です。動画コンテンツの人気が高まる中で、広告主にとっては効果的な広告手法として注目されています。
インストリーム広告は、広告としての性質を持ちながらも、視聴者にストレスを与えずに広告を表示することができるため、広告主にとっては非常に魅力的な広告手法です。また、視聴者にとっても、広告がストレスにならず、コンテンツとスムーズに繋がるため、視聴者との関係を構築することができます。
インストリーム広告には、以下のような種類があります。
プリロール広告
プリロール広告は、動画コンテンツの再生前に表示される広告です。広告主は、視聴者に対して直接的に商品やサービスをアピールすることができます。ただし、プリロール広告はスキップ可能な広告であるため、広告の内容やクオリティが視聴者にアピールすることが必要です。
ミドルロール広告
ミドルロール広告は、動画コンテンツの途中に表示される広告です。動画コンテンツを視聴する視聴者は、広告の出現によって中断されるため、広告主は、広告のクオリティやコンテンツのストーリー性を高めることが重要です。
ポストロール広告
ポストロール広告は、動画コンテンツの再生後に表示される広告です。動画コンテンツを見た後に表示されるため、視聴者の注意を引くことができます。広告主は、広告内に商品やサービスの詳細な情報を記載し、視聴者に訴求することができます。
インフィード広告
インフィード広告は、フィード上に表示される広告です。動画コンテンツとは異なり、静止画やテキスト、GIFなどの形式で表示されます。広告主は、コンテンツの一部として広告を表示することができ、視聴者が興味を持つようなコンテンツを作成する必要があります。
インストリーム広告のメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
視聴者との接触率が高い
インストリーム広告は、視聴者が動画コンテンツを見ているときに表示されるため、接触率が高くなります。また、視聴者が動画コンテンツを見ている時間が長いため、広告主は長時間視聴される可能性が高く、効果的なアピールができます。
ストレスを与えずに広告を表示できる
インストリーム広告は、動画コンテンツの途中に表示されるため、視聴者にストレスを与えずに広告を表示することができます。また、スキップ可能な広告であるため、視聴者が自由に広告をスキップすることができます。そのため、視聴者にとって広告を受け入れやすく、広告主にとっては広告の品質向上につながります。
ターゲット広告が可能
インストリーム広告は、動画コンテンツのジャンルによってターゲット広告をすることができます。広告主は、広告を表示する対象の年齢層、性別、地域、趣味嗜好などを指定することができます。そのため、ターゲット層に的確にアピールすることができます。
コンテンツと広告を組み合わせることができる
インストリーム広告は、動画コンテンツと連動することができるため、広告とコンテンツを組み合わせることができます。広告主は、コンテンツのストーリー性やテーマに合わせた広告を作成することで、視聴者により興味を引くことができます。
ただし、インストリーム広告には以下のような注意点があります。
広告をスキップされる可能性がある
インストリーム広告は、スキップ可能な広告であるため、広告のクオリティが低い場合や、視聴者にとって不必要な広告の場合はスキップされる可能性があります。そのため、広告主は、広告の内容やクオリティを高めることが求められます。
広告の表示位置が重要
インストリーム広告は、動画コンテンツの途中に表示されるため、広告の表示位置が非常に重要になります。広告の表示位置が悪いと、視聴者がスキップする可能性が高くなり、広告の効果を損ねることがあります。そのため、広告主は、広告の表示位置を最適化するために、動画コンテンツの長さや、コンテンツのポイントに合わせて広告を配置する必要があります。
広告の長さに注意
インストリーム広告の長さも重要です。広告が長すぎると、視聴者がストレスを感じ、広告をスキップする可能性が高くなります。一方で、広告が短すぎると、広告の伝えたいメッセージがうまく伝わらないことがあります。そのため、広告の長さを適切に設定し、視聴者にとって魅力的な広告を作成する必要があります。
コンテンツに合わせた広告を作成する必要がある
インストリーム広告は、動画コンテンツと連動することができるため、コンテンツに合わせた広告を作成することが重要です。コンテンツと広告が一体となって、視聴者の興味を引くことができれば、広告の効果を最大化することができます。
リターゲティングを活用する
インストリーム広告は、リターゲティング広告としても利用することができます。リターゲティングとは、既に自社のウェブサイトやアプリを訪れたことのあるユーザーに対して、広告を配信することです。この場合、ユーザーが興味を持ちそうな広告を表示することで、より効果的な広告を制作することができます。
テキストや画像を活用する
インストリーム広告は、動画広告として配信されることが一般的ですが、テキストや画像を活用した広告もあります。特に、スマートフォンでの閲覧時には、画像やテキストを活用した広告が視認性が高く、効果的な広告になることがあります。
コンバージョンを測定する
インストリーム広告の効果を測定するには、コンバージョンを測定することが重要です。コンバージョンとは、広告を見たユーザーが自社のウェブサイトやアプリにアクセスし、商品を購入するなどの目的を達成したことを示します。コンバージョン率を測定することで、広告の効果を把握することができます。
プラットフォームを選定する
インストリーム広告を配信する際には、配信するプラットフォームを選定する必要があります。プラットフォームによって、ターゲット層や広告配信の方法が異なるため、広告主は自社のターゲット層に合わせたプラットフォームを選択する必要があります。
広告の頻度に注意する
インストリーム広告は、同じ広告を繰り返し配信することができますが、頻繁に配信すると視聴者がストレスを感じることがあります。そのため、広告の頻度には注意が必要です。広告の配信頻度を調整することで、より効果的な広告を制作することができます。
端末に合わせた広告を制作する
インストリーム広告は、スマートフォンやタブレットなど、さまざまな端末で視聴されるため、広告のデザインやサイズを端末に合わせた広告を制作することが重要です。例えば、スマートフォンでの閲覧時には、画面が小さくなるため、広告のデザインやサイズを最適化する必要があります。また、広告の表示速度にも注意する必要があります。スマートフォンなどの端末では、通信速度が遅く、広告の表示に時間がかかる場合があります。そのため、広告のサイズを最適化することで、よりスムーズな広告表示を実現することができます。
オーディエンス分析を行う
インストリーム広告を制作する前に、自社のターゲット層を把握することが重要です。オーディエンス分析を行うことで、自社のターゲット層の嗜好や興味を把握することができます。オーディエンス分析には、ウェブサイトのアクセスログやアプリのダウンロード数などのデータを活用することができます。
広告のクオリティを向上させる
インストリーム広告を制作する際には、広告のクオリティを向上させることが重要です。広告のクオリティを向上させるためには、映像や音声、ストーリー性などにこだわった広告を制作することが重要です。また、広告の制作には、プロのクリエイティブディレクターや映像制作会社を利用することも可能です。
広告の配信形式を選ぶ
インストリーム広告には、複数の配信形式があります。例えば、YouTubeのような動画プラットフォームでは、プレロール広告やミドルロール広告などが利用されています。一方、記事ページやアプリ内のコンテンツに表示される場合には、インタースティシャル広告やインライン広告が利用されることがあります。広告の配信形式は、広告主の目的や配信先のプラットフォームによって異なります。適切な配信形式を選択することで、広告の効果を最大化することができます。
広告の配信タイミングを設定する
インストリーム広告の配信タイミングは、視聴者の体験に大きな影響を与えます。広告の表示が多すぎる場合には、視聴者がイライラする可能性があります。一方、広告の表示が少なすぎる場合には、広告の効果が低下する可能性があります。広告の配信タイミングは、配信先のプラットフォームによって異なります。例えば、YouTubeでは、プレロール広告は動画の最初に、ミドルロール広告は動画の途中に、ポストロール広告は動画の最後に表示されることが一般的です。
広告の効果測定を行う
インストリーム広告の効果測定を行うことで、広告の効果を正確に把握することができます。広告の効果測定には、CTR(クリックスルーレート)やCPM(千人あたりの広告費用)などの指標が利用されます。また、広告の効果測定には、ターゲット層の行動分析やアンケート調査などが利用されることもあります。効果測定によって、広告の改善点を把握し、次回の広告制作や配信に活かすことができます。
広告の改善を行う
インストリーム広告の効果を最大化するためには、広告の改善を定期的に行うことが重要です。広告の改善には、配信先のプラットフォームのアルゴリズムの変更や、ターゲット層の嗜好や興味に合わせた広告の作成などが含まれます。また、広告の改善には、前述の効果測定に基づく改善案の提案や、ABテストなども行われます。ABテストとは、2つ以上のバリエーションの広告を同時に配信し、どちらの広告がより効果的であるかを比較する方法です。広告の改善を継続的に行うことで、広告の効果を最大化することができます。
クリエイティブの制作を委託する場合の注意点
インストリーム広告の制作を外部に委託する場合には、以下のような注意点があります。
・クリエイティブに関する情報を詳細に伝える
広告の目的やターゲット層、配信先のプラットフォームなどを詳細に伝えることで、クリエイティブの制作に必要な情報を提供することができます。
・クリエイティブの制作過程に参加する
クリエイティブの制作過程に参加し、進捗状況やクリエイティブの方向性などを確認することで、クリエイティブの仕上がりに納得感を持つことができます。
・納品前に必ず確認する
クリエイティブの納品前に必ず確認を行い、納品物が要件に合致しているかを確認することが重要です。
まとめ
インストリーム広告は、視聴者がコンテンツを閲覧する中で自然な形で配信される広告形式です。プレロール広告やミドルロール広告、インタースティシャル広告やインライン広告など、多様な配信形式があります。広告の配信タイミングや広告の内容を適切に設定することで、視聴者にとっても広告主にとっても最大のメリットを生むことができます。また、効果測定や広告の改善を継続的に行うことで、広告の効果を最大化することができます。広告の制作を外部に委託する場合には、情報提供やクリエイティブの制作過程への参加、納品前の確認などに注意することが必要です。
【メリットは?】インフィード広告とは何か解説【価格帯は?】
はじめに
今回は、「インフィード広告」とは何か、どのような特徴があるのか、またどのようなメリットやデメリットがあるのかについて詳しく解説していきます。また、インフィード広告の価格帯についても触れていきます。
インフィード広告とは
「インフィード広告」とは、ウェブサイトやアプリ内のコンテンツエリアに表示される広告のことを指します。一般的には、記事やニュースなどのコンテンツの中に流れるように表示されます。このため、ユーザーにとっては自然な形で広告が提示され、広告効果が高いことが特徴です。
例えば、ニュースサイトにおいて、記事の途中に「スポンサードコンテンツ」として表示される広告がインフィード広告です。また、SNSアプリにおいては、タイムライン上に表示される広告もインフィード広告として扱われます。
インフィード広告の特徴
インフィード広告の最大の特徴は、広告が自然な形で表示されることです。記事やコンテンツと同じようなフォーマットで表示されるため、ユーザーにとって違和感が少なく、広告効果が高いとされています。
また、インフィード広告はコンテンツと同じ場所に表示されるため、スクロールやクリックなどのアクションを必要とせず、自然な形で広告を閲覧することができます。これにより、広告クリック率の向上やコンバージョン率の改善につながるとされています。
さらに、インフィード広告はターゲティングが細かくできるため、広告の配信先を限定することができます。例えば、特定の地域や年齢層、性別などに限定した広告を配信することができます。これにより、ターゲット層に的確にアプローチすることができるため、効率的な広告運用が可能となります。
インフィード広告のメリット
インフィード広告には、以下のようなメリットがあります。
1.広告効果が高い
インフィード広告は、コンテンツと同じようなフォーマットで表示されるため、ユーザーにとって違和感が少なく、広告
効果が高いとされています。広告の自然な形での提示により、ユーザーが広告に興味を持ちやすく、広告クリック率の向上やコンバージョン率の改善につながるとされています。
2.ターゲティングが細かくできる
インフィード広告は、広告の配信先を限定することができるため、ターゲット層に的確にアプローチすることができます。特定の地域や年齢層、性別などに限定した広告を配信することができるため、効率的な広告運用が可能となります。
3.広告表示が自然なため、ユーザーのストレスが少ない
インフィード広告は、コンテンツと同じようなフォーマットで表示されるため、ユーザーがストレスを感じることが少ないです。例えば、ポップアップ広告のように、広告が邪魔になって閉じたいと感じることがありません。
4.広告表示が柔軟性が高く、広告の表示位置も調整できる
インフィード広告は、広告の表示位置を調整することができるため、広告の露出頻度を調整することができます。また、表示される広告の数や種類も調整できるため、ユーザーの興味に合わせた広告を提示することができます。
インフィード広告の価格帯
インフィード広告の価格帯は、広告配信サービスを提供する会社や媒体、広告の種類や表示頻度、ターゲティングの精度などによって異なります。一般的に、CPC(クリック単価)やCPM(千人表示料金)などが使われています。
例えば、SNSアプリのインフィード広告の場合、1クリックあたり50円から200円程度、1千人表示あたり50円から200円程度といった価格帯が一般的です。ただし、広告配信の精度や表示頻度、ターゲティングの精度によって、価格帯は大きく変動することがあります。
また、広告配信サービスを提供する会社によって、価格帯が異なることもあります。GoogleのAdSenseやFacebookの広告配信サービスなどは、広告配信サービス
提供会社としては有名で、広告配信の精度やターゲティングの精度が高いとされています。一方で、小規模な媒体や広告配信サービスの場合、価格帯は比較的低くなっています。
なお、広告配信サービスを利用する場合は、広告予算や目的に応じて、最適な広告配信サービスを選ぶことが大切です。また、広告配信サービスを利用する際は、広告のクリエイティブやターゲティングなど、配信に必要な情報を適切に設定することが重要です。
インフィード広告のデメリット
インフィード広告には、以下のようなデメリットもあります。
1.広告ブロックソフトウェアによる表示制限
一部のユーザーが、広告ブロックソフトウェアを利用している場合、インフィード広告が表示されないことがあります。これにより、広告の露出頻度が低下する可能性があります。
2.広告とコンテンツの区別がつきにくい
インフィード広告は、コンテンツと同じようなフォーマットで表示されるため、ユーザーが広告であることに気づかないことがあります。そのため、広告とコンテンツを区別するための工夫が必要になります。
3.広告が飽きられる可能性がある
インフィード広告は、コンテンツと同じような形式で表示されるため、広告の露出頻度が高くなりがちです。そのため、同じ広告を繰り返し表示すると、ユーザーが飽きる可能性があります。
4.クリック率が低い可能性がある
インフィード広告は、広告の表示位置がコンテンツと同じようになるため、ユーザーが広告と認識しない場合があります。そのため、クリック率が低下する可能性があります。
まとめ
インフィード広告は、コンテンツと同じようなフォーマットで表示されるため、ユーザーにストレスを与えず、自然な形で広告を提示することができます。また、ターゲティングが細かくできるため、ターゲット層に的確にアプローチすることができ
ます。さらに、広告配信サービスの提供会社によっては、広告配信の精度やターゲティングの精度が高いとされています。
ただし、インフィード広告にはデメリットもあります。例えば、広告ブロックソフトウェアによる表示制限や広告とコンテンツの区別がつきにくいことが挙げられます。また、広告が飽きられる可能性やクリック率が低い可能性もあるため、広告クリエイティブの工夫や広告配信サービスの最適化が必要です。
最後に、インフィード広告の価格帯について触れます。広告配信サービスの提供会社や媒体によって異なるため、一概には言えませんが、一般的には他の広告配信形式に比べて割安な価格帯が設定されています。ただし、広告配信サービスを利用する際は、広告予算や目的に応じて、最適な広告配信サービスを選ぶことが大切です。
以上が、インフィード広告についての初心者でも理解しやすい説明でした。広告配信サービスの中でも人気が高まっているインフィード広告は、ユーザーにストレスを与えず、自然な形で広告を提示することができるため、今後ますます需要が高まっていくことが予想されます。
【将来性は?】webマーケティング用語集【アドテクに関する用語編】
アドテクってなんだろう?
もうタイトルから何の話??って感じですよね。
これから勉強する方もすでにマーケティングを勉強している方も、もしかしたら聞きなれない言葉かもしれません。
アドテクとは、広告配信の効率を上げるためのシステムです。
アド(広告)+テク(テクノロジー)を合わせた造語で、広告配信を高度にシステム化したもの全般を指してアドテクと言います。
一昔前のマーケティングは、広告メディアに直接広告を入稿し掲載してもらわなければなりませんでした。
ですが、アドテクが開発され、ユーザーにマッチする広告を複数のメディアに自動的に表示することが可能になりました。
これによって広告配信の最適化や工数の削減などの効率が大幅に向上し、結果、『広告主とメディア双方の広告収益最大化』を実現することができました。
つまり
広告主側:広告配信効果最大化を目指し、最適な人・場所に広告を配信する。
メディア側:広告掲載効果最大化を目指し、最適な人に広告枠を買ってもらう。
上記を目的としたシステムで、広告主とメディアのwin-winな関係性を構築するためのモノです。それではアドテクに関する用語を紹介していきましょう。
※これまでに解説してきた記事もあわせてご確認ください!
【基礎!】webマーケティング用語集【Webマーケティング一般用語編】 - WEBマーケティングのススメ
【測定!】webマーケティング用語集【Webマーケティング効果指標編】 - WEBマーケティングのススメ
- アドネットワーク
アドネットワークとは、広告媒体のWebサイトを多数集めて形成される広告配信ネットワークのことです。多くのWebサイトを媒体とすることで、多くのトラフィック量(ネットワーク上でやりとりされる情報)を確保することができます。
- アドエクスチェンジ
アドエクスチェンジとは、広告枠をインプレッションベースで取引する広告取引市場のことです。広告主側の需要とメディア側の供給のバランスにより、インプレッション毎に広告枠の価格決定がされます。
- オーディエンスターゲティング
オーディエンスターゲティングとは、オーディエンスデータ(Cookie のデータを元に、購入履歴や属性データ、位置情報などを組み合わせた、広告を受け取る個人を特定しない「人」を想定するデータ)を用いたターゲティング手法です。
- DSP(Demand-Side Platform)
DSPとは、複数のアドネットワークや、複数のアドエクスチェンジに広告配信を行なう、広告配信プラットフォームです。SSPと接続することで、広告配信が可能となります。
DSPは「頭脳」であり、広告在庫買い付け、広告配信、掲載、クリエイティブ分析、入札単価調整、オーディエンスターゲティングetc…
広告主のためにあらゆる最適化をシステマティックに行います。
ただし、利用料が発生するので、アドエクスチェンジやアドネットワークを手動運用するのと、DSPで半自動運用するのとを比較し、どちらが費用対効果が良いか見定める必要があります。
- SSP(Supply-Side Platform)
SSPとは、上記DSPとは逆に、媒体側の収益を最大化させるためのプラットフォームです。インプレッション毎にeCPMを算出し、1番高額と判断された広告が配信される仕組みです。実際は必ずしも入札額が高い広告が選ばれるわけではなく、ビットレスポンスの速さ、CVR(コンバージョン率)などが関係する場合もあります。
- 3PAS(第三者配信)
3PAS(第三者配信)とは何か説明する前に、補足として3PAS(第三者配信)には2つの意味があります。
アドネットワークもアドエクスチェンジもDSPも媒体に直接広告を配信せず、アドサーバーという第三者を介して広告を配信するという意味の第三者配信(3rd Party Ad Serving)があり、これを広義の第三者配信としています。
もう1つは、複数のメディアの広告を一括管理して配信・効果測定を行うアドサーバー(第三者配信アドサーバー)、つまりサーバー自体のことを指す場合もあります。
後者の第三者配信は、DSPやアドエクスチェンジと違って、広告枠の買い付けや配信のオプティマイズ機能などはありません。
- RTB(Real Time Bidding)
RTB(リアルタイム入札)とは、アドエクスチェンジなどの広告取引市場で、広告枠のインプレッションが発生するたびに入札を行い、最も高い金額をつけた購入者の広告を表示する方式です。
セカンドプライスビッディングという方式が多く、この方式では、入札に勝利した場合、入札額ではなく2位の入札額+1円が落札額となります。これは落札額が無暗に高くならないようにするためです。メディアはフロアプライス(最低入札額)を設定でき、落札できなかったインプレッションを純広告などの他の広告枠に利用することも可能です(フロアプライス以下の入札しか無かった場合は、広告が配信されない)。
セカンドプライスビッディングにおいて、フロアプライス以上の入札が1件だった場合、落札価格はフロアプライス+1円になります。
- DMP(Data Management Platform)
DMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)とは、インターネット上の様々なサーバーに蓄積されるビッグデータや自社サイトのログデータなどを一元管理、分析し、最終的に広告配信などのアクションプランの最適化を実現するためのプラットフォームのです。
大きく2種類に分類され、1つは広告配信先のデータセラー(記憶媒体お預かりサービス)としての機能を果たすタイプの「オープンDMP」
もう1つは企業が自社で蓄積したWebログや顧客DBなどの蓄積したデータを利用するタイプの「プライベートDMP」です。
- CDP(Customer Data Platform)
CDP(カスタマーデータプラットフォーム)とは、顧客毎の属性データ・行動データを収集・蓄積・統合するためのデータプラットフォームです。キーが『顧客個人』であることが特徴で、Web訪問履歴を代表とするログデータに限らず、オフラインの購買情報や位置情報、アスキングデータ、IoT対応の製品から得られるデータなども収集、統合します。DMPが収集してきたサードパーティデータも含まれます。
DMPとCDPに機能的な差はなく、DMPを拡張し上記の機能を有することも可能です。
- PMP(Private Market Place)
PMP(プライベートマーケットプレイス)とは、参加できる広告主とメディアが限定されたプログラマティックな広告取引市場のことです。
プログラマティックな広告取引は、RTB(オークション)か否かで分かれます。そこからさらに、RTBの場合は参加方法がオープン/クローズかで分かれ、Non-RTBの場合は在庫予約のあり/なしで分かれます。
- プライベートエクスチェンジ(Private Exchange)
プライベートエクスチェンジ(Private Exchange)とは、上記のオークションが発生しない固定単価制のマーケットです。
- Invitation Only Auction
Invitation Only Auctionとは、上記のオークションのクローズドオークションのことです。
- Unreserved Fixed Rate
Unreserved Fixed Rateとは、上記のオークションが発生しない固定単価制の取引方式のことです。 Invitation Only Auctionと同様、CPMを高くすることで、RTBに広告枠が流れる前に買い付けることが可能です。
- Automated Guaranteed
Automated Guaranteedとは、上記の固定単価かつ在庫予約の取引方式のことです。品質の高い広告枠を他のマーケットよりも先に購入できます。その分、先行する海外市場の事例では、CPMがオープンなRTBと比べて、数倍~10倍以上にもなります。
- コンテキスト広告
コンテキスト広告(コンテクスチュアル広告)とは、Webページのキーワード、文意、画像などをAIが自動で解析し、文脈に合った広告を配信する手法です。また、コンテンツの文脈に沿ったキーワードでターゲティングを行うことを、コンテキストターゲティング(コンテクスチュアルターゲティング)と言います。
- アドベリフィケーション
アドベリフィケーションとは、DSPなどを使って配信した広告が、広告主のイメージ低下を招くようなサイトに配信されていないか、ユーザーが認識できる場所にちゃんと掲載されているかなどを確認し、配信をコントロールするツールです。
- アトリビューション分析
アトリビューション分析とは、直接コンバージョン以外の間接コンバージョン(ビュースルーCVや広告クリック後 → 離脱 → 別経路からのCV)も含めて、コンバージョンを目的とした広告の貢献度を正当に評価するための分析手法です。
アドテクがまだ普及していなかった頃、Webマーケティングの効果測定は最後に接触した広告しか評価できず、その前に接触していた広告やSEOの効果が見えていませんでした。
アトリビューション分析については様々なモデルがあり、目的に合った分析手法を選ぶことが重要になります。
- アトリビューションモデル
アトリビューションモデルとは、「成果配分モデル」「ベイジアンネットワークモデル(数理モデル)」「マルコフ連鎖モデル(数理モデル)」「ボルツマンウェイトモデル(統計物理モデル)」などのアトリビューションスコアを算出するための分析モデルです。
- オンラインアトリビューション分析
オンラインアトリビューション分析とは、オンライン施策のみのアトリビューションスコア(コンバージョンへの貢献度)を算出するアトリビューション分析です。
- 統合アトリビューション分析
統合アトリビューション分析とは、TVCMなどのオフライン施策も含めてアトリビューションスコア(コンバージョンへの貢献度)を算出するアトリビューション分析です。
- アトリビューションマネジメント
アトリビューションマネジメントとは、アトリビューション分析の結果、アトリビューションスコア(コンバージョンへの貢献度)に応じて、リアロケーション(予算の再配分)を行うことです。
- インバナーサーベイ
インバナーサーベイとは、広告接触者と非接触者のブランド態度をリアルタイムに比較し、その差異を効果として計測するディスプレイ広告の効果測定手法です。ディスプレイ広告枠に対して、アンケート回答用バナーを配信し回答者を集めます。回答者はバナーの枠の中でアンケートに回答する仕組みになっており、1~3問程度のアンケートが実施できます。
ネットリサーチと比べて、シームレスにディスプレイ広告と連携でき、レポートなどのアウトプットが全てWeb上で閲覧できる点、アウトプットのデザイン性などが優れています。その反面、質問数が少ない点や、回答精度に対する疑問(適当に回答するユーザーが多い可能性)などの課題があります。
- リードバナーアンケート
リードバナーアンケートとは、上記インバナーサーベイと同じく、広告接触者と非接触者のブランド態度をリアルタイムに比較し、その差異を効果として計測するディスプレイ広告の効果測定手法のです。ディスプレイ広告枠に対して、アンケート回答用のバナーを配信して回答者を集めます。
リードバナーアンケートは、アンケート専用の回答ページで回答する点がインバナーサーベイと異なります。これにより回答精度が向上することが期待されています。また、質問数の上限がゆるいことや、通常のネットリサーチと同様のロジック設定やFAの設定ができる点も特徴です。
掲載されるバナーは通常の広告バナーと同様に、クリックして別ページに移動するため、インバナーサーベイよりも回答率が低い傾向(そもそもクリックしない、途中離脱など)にあり、配信コストが増加するという課題があります。
- フリークエンシー
フリークエンシーとは、Web広告とユーザーの接触頻度です。UU(ユニークユーザー)はCookie単位になるので、CookieID毎の接触頻度がフリークエンシーとなります。
- リーセンシー
リーセンシーとは、Web広告と特定ユーザーの接触の間隔です。UU(ユニークユーザー)はCookie単位になるので、CookieID毎の接触間隔がリーセンシーとなります。
- シーケンス配信・シナリオ配信
シーケンス配信・シナリオ配信とは、ターゲットのフリークエンシーをコントロールして、クリエイティブを段階的に切り替える配信手法です。
あるユーザーのフリークエンシーに応じて、クリエイティブA → B → Cと訴求内容を切り替えて広告を表示させることができます。
- ピギーバック(PiggyBack)
ピギーバック(PiggyBack)とは、他のリクエストのレスポンスに便乗して、サーバー側の更新を返すデータ転送方式です。
- PTD(Publisher Trading Desk)
PTD(パブリッシャートレーディングデスク)とは、メディアが提供する広告運用サービスを代行する組織です。トレーディングデスク(運用担当)と言うと、広告主側のイメージの方が強いですが、PTDはメディアの保有データを活用して、メディアの収益を最大化するための広告運用部隊と言えます。メディアのオーディエンスデータを用いて、自社メディアや外部メディアに広告配信を行います。
- AOP(Alliance of Online Publisher)
AOP(アライアンスオブオンラインパブリッシャー)とは、複数のメディアが自社で保有するオーディエンスデータを共有しあうメディア連合(オンラインパブリッシャー連合)です。パブリッシャー・アライアンスとも呼びます。
コンテンツメディアが保有する1st Partyデータは魅力的なデータです。属性データに加え、単なるWebページ訪問履歴でない「どの記事を読んだか(興味を持ったか)」という詳細な興味・関心データもあります。メルマガを購読していれば、ダイレクトにリーチできるメールアドレス情報まであります。
- アドフラウド
アドフラウドとは、広告掲載料を不正に得るために、『bot』と呼ばれる自動化プログラムなどを利用し、インプレッションやクリックを偽装・量産する手法です。
「広告インプレッションが本当に人に見られたものなのか」日本ではまだ課題意識が低いですが、Momentum株式会社など、アドフラウド対策のためのソリューションを提供する国内企業も登場しています。
- エコシステム
エコシステムとは、複数の企業やサービスが繋がり共存する仕組みです。本来は、生態系を表す科学用語ですが、アドテク分野においては広告主からパブリッシャーまでの広告配信の中で、多くのプレイヤーが多種多様なサービスを提供しており、これらが繋がりを持ち、新たな付加価値を生むという構造をエコシステムと表現します。
- DigiTrust ID(デジトラストID)
DigiTrust ID(デジトラストID)とは、IAB Tech Lab傘下の非営利団体「DigiTrust」が提供する、CookieIDの共通化ソリューションです。
DigiTrustに加盟するDSPやSSPなどの事業者は、事業者間で共通のID「DigiTrust ID」をユーザーに発行できるようになります。DigiTrust IDと自社のCookie IDをシンクさせることにより、DigiTrust IDをキーとして、加盟企業同士のデータ連携やユーザーの識別が可能になります。
アドテクは始まったばかり
いかがでしたか?
アドテクはまだ産まれたばかりのシステムです。
広告に精通している方でもない限り、しっかりと理解しているマーケターはとても少ない状態です。
つまり今のうちの理解しておけば、将来的に必ず一歩も二歩も先に進んだ存在になれるという事ですね!
それぞれの用語の意味や詳細についても、今後ドンドン更新していくつもりですのでご期待くださいませ!
【測定!】webマーケティング用語集【Webマーケティング効果指標編】
マーケティングの指標で使う用語も覚えよう!
効果指標とは広告効果を定量的に判断・分析するための指標です。実際に業務をする際に効果指標を基に施策を打っていくことになりますので、ここで紹介した用語を覚えて効率よく施策を考えていけるようにしましょう。
また、前回一般用語の一覧を作成しておりますのでそちらも併せてご確認ください!
Webマーケティング効果指標用語一覧
- インプレッション(Impression)
インプレッションとは、広告の表示回数のことです。
- ビューアビリティ(Viewability)
ビューアビリティとは、広告インプレッションのうち、実際にユーザーが閲覧できる状態にあったインプレッション(ビューアブルインプレッション)の比率のことを指します。
- ビューアブルインプレッション(Viewable Impression)
ビューアブルインプレッションとは、実際にユーザーが閲覧できる状態にあった広告インプレッションのことです。
- アクティブビュー(Active View)
アクティブビューとは、実際にユーザーが閲覧できる状態にあった広告インプレッションのことです。
意味的には上記ビューアブルインプレッションと全く同じですが用途が異なります。ビューアブルインプレッションは、『インプレッションの量』を説明する時に使われますが、アクティブビューは、『1つ1つの広告インプレッションの話』を説明する時に使われます。
- インビュー(In View)
インビューとは、実際にユーザーが閲覧できる状態にあった広告インプレッションのことです。現在では「ビューアブルインプレッション」「アクティブビュー」という表現の方が多く使われています。用語の意味は同じになります。
- コンバージョン(CV:Conversion)
コンバージョンとは、Webサイトの成果のことです。意味は各Webサイトの目的によって異なります。ケースとして、BtoBのWebサイトなら『資料請求』、通販サイトなら『購買』、採用サイトなら『[応募する]をクリックした数』などがそのWebサイトのコンバージョンとなります。
- リーチ
リーチとは、広告の到達率のことです。その広告に接触した人数、もしくは全体における割合をあらわす指標です。
- ブランドリフト(効果)
ブランドリフトとは、ブランディング広告への接触グループと非接触グループの割合を比較し、接触グループと非接触グループの意識の差を数値化したものです。
接触グループと非接触グループの純増分のみをブランディング効果として捉えるところが特徴です。
- エンゲージメント(指標)
エンゲージメントとは、『ブランドとユーザーの親密さ・結びつき・絆・共感』のことです。上記の何をエンゲージメント指標とするかで大きな違いが生じます。
- CPM(Cost Per Mille)
CPMとは、1,000回表示あたりの広告コストのことです。。純広告やアドネットワークなどのネットワークを使用した広告配信の指標としてよく使用されます。
- eCPM(effective Cost Per Mille)
eCPMとは、実際はインプレッション課金でないクリック課金型の広告をCPMに換算して、課金形態の違いを度外視しインプレッションに対してどれだけコストがかかるかを測るために使用する指標です。
- vCPM(viewable Cost Per Mille)
vCPMとは、ビューアブルインプレッション1,000回あたりの広告コストのことです。つまり「実際にユーザーが閲覧できる状態にあった広告インプレッション1,000回あたりの広告コスト」です。
- CPC(Cost Per Click)
CPCとは、1クリックあたりの広告コストのことで、クリック課金型の広告(リスティング広告など)で使用される指標です。コスト/クリック数で算出できます。
- CTR(Click Through Rate)
CTRとは、クリック率のことです。広告が表示された際のクリックされる割合を表します。クリック数÷インプレッション数で算出できます。
- CVR(Conversion Rate)
CVRとは、SEOやWeb広告などでWebサイトに訪れたユーザーがどのくらいコンバージョンしているかという割合です。コンバージョン数÷Webページ流入数(広告のクリック数)で算出します。
- CPA(Cost Per Acquisition)
CPAとは、1件のコンバージョンを獲得するのにかかった広告コスト(成果単価)のことで、Web広告の指標の中でも最も重要視されています。Web広告の効果を判断する要因は、CPAの数値がコストよりも下回っているかどうかです。Web広告の目標設定にはこのCPAという指標が必要不可欠です。
- CPV(Cost Per View)
CPVとは、広告視聴1回あたりのコストのことです。動画広告の広告視聴単価で使用される指標です。従来のリスティング広告やディスプレイ広告では、CPC(クリックあたりコスト)やCPM(1,000回インプレッションあたりコスト)が使用されています。動画広告の場合は、視聴させることが重要なので、この課金形態が多いです。
YouTubeの動画広告は完全視聴単価方式で、スキップされたり、途中でブラウザを閉じたりして、広告の視聴が中断された場合は課金されません。広告が最後まで再生された場合のみ課金されるので、広告投資のリスクが抑えられます。
- CPCV(Cost Per Completed View)
CPCVとは、ユーザーの動画完全視聴完了数(もしくは上限秒数までの視聴完了数)に応じて、コストが発生する課金方式のことです。
- CPE(Cost Per Engagement)
CPEとは、1エンゲージメントあたりの広告コストのことです。エンゲージメント課金型の広告で使用される指標です。コスト÷エンゲージメント数で算出できます。
- CPI(Cost Per Install)
CPIとは、1インストールあたりの広告コストのことです。インストール課金型の広告(で使用される指標です。コスト÷インストール数で算出できます。
- CPD(Cost Per Day)
CPDとは、1日あたりの広告コストのことです。掲載日数課金型の広告で使用される指標です。コスト÷掲載日数で算出できます。
- CPO(Cost Per Order)
CPOとは、新規顧客獲得単価のことです。新規顧客が初めて商品やサービスを購入するためにかかったコストです。コスト÷受注件数で算出できます。
- CPR(Cost Per Response)
CPRとは、顧客からのレスポンスを得るのためにかかったコストのことです。商品購入以外に問い合わせなども含まれ、サンプル品やお試し品などの本商品購入を促すための商品も含まれます。
- ROAS(Return On Advertising Spend)
ROASとは、投資した広告コストの回収率のことです。つまり広告経由で発生した売上を広告費用で割った数値のことで、広告の費用対効果を表します。売上高÷広告費用×100(%)で算出できます。
- ROI(Return On Investment)
ROIとは、投資金額に対する利益の割合(投資収益率)のことです。利益(売上ーコスト)÷投資コスト×100(%)で算出できます。
- ARPU(Average Revenue Per User)
ARPUとは、ユーザーあたりの平均売上額のことです。月額課金サービスなど、サブスクリプションモデルのビジネスで使用される指標であり、売上額÷ユーザー数で算出できます。
- ARPPU(Average Revenue Per Paying User)
ARPPUとは、課金ユーザー1人あたりの売上額のことです。月額課金サービスなど、サブスクリプションモデルのビジネスで使用される指標であり、売上額÷課金ユーザー数で算出できます。
上記ARPUがサービス提供を受ける全ユーザーが母数になっているのに対して、ARPPUは課金ユーザーの数が母数となります。そのため、ARPUよりも高い数値となります。
また、課金率が高いサービスの場合、ARPPUとARPUの差は小さくなります。反対に課金率が低いサービスの場合、ARPPUとARPUの差が大きくなります。
ARPPU、ARPU、課金率を算出することで、自社サービスの売上がサービス提供を受ける多くのユーザーに支えられているのか、一部のコアユーザーに支えられているのかを把握できます。
指標を語るうえで大切な用語たちです
実際にクライアントと話す際に、効果を出すために一番適した方法は何なのか、クライアントが求めている情報やアドバイスはなんなのか?
より精度の高い提案や改善ができるように言葉と意味とメリットデメリットをしっかり理解する必要がありますね!
【基礎!】webマーケティング用語集【Webマーケティング一般用語編】
用語を覚えよう!
webマーケティング用語は種類がとても多く、覚えるのも大変ですね。
色々な用語の中でも、今回はデジタルマーケティング一般用語を解説していきます!
コチラで紹介している用語全てを常に使うわけではありませんが、記憶の片隅においておいて、気になったときにすぐ調べられるようにしておきましょう!
デジタルマーケティング一般用語
- インフィード広告
インフィード広告とは、webサイトやアプリのコンテンツとコンテンツの間に表示される広告の事です。
- インストリーム広告
インストリーム広告とは、YouTubeなどの動画サイトで動画再生時、途中、後に流れる動画広告です。
- インバナー広告
インバナー広告とは、動画サイトではなく、従来のバナー枠に配信されるタイプの動画広告です。
- インリード広告
インリード広告とは、webサイトをスクロールして広告が画面上に表示されてから動画が再生されるタイプの動画広告です。
- インスクロール広告
インスクロール広告とは、webサイトをクスロールして広告が画面上に表示されたてから静止画の広告が表示されるタイプの広告です。
- ネイティブアド(ネイティブ広告)
ネイティブアドとは、広告をサイト上に自然に溶け込ませて、ユーザーに「見ているwebサイトの一部」と思わせる見せ方の事です。
- アフィリエイト広告
アフィリエイト広告とは、成果報酬型のインターネット広告のことで、アフィリエイトサイトまたは、アフィリエイターのWebサイトに広告を掲載してもらう形式の広告です。
- リワード広告
リワード広告とは、アフィリエイト広告の一種で、広告のリンク先のWebサイトで、アプリのダウンロードや、商品・サービスの購入など成果が発生すると、広告主から媒体に成果報酬が支払われ、媒体がその会員に媒体内で使えるポイントなどを付与する仕組みの広告です。
ブースト広告とは、アプリのランキングを一時的に急上昇させることを目的としたリワード広告の事を指す言葉です。リワード広告の予算を集中投下し、短期間にアプリを沢山ダウンロードさせて、アプリをランクインさせることを狙った方法です。
- リッチアド
リッチアドとは、映像や音声を使用したビデオ広告のほか、ユーザーの操作に合わせて変化するインタラクティブ広告です。
- ブランディング広告(ブランド広告)
ブランディング広告とは、企業やサービスのブランド向上を目的とする広告です。TVCM、新聞、雑誌などのマスメディアが多く使われています。
- ダイレクトレスポンス広告(レスポンス広告)
ダイレクトレスポンス広告とは、広告接触者から購買に繋がるレスポンスを得ることを目的とした広告です。Web広告以外にもメルマガやDMなどもこれに含まれます。効果検証も行いやすい広告でもあります。
- 運用型広告
運用型広告とは、検索連動型広告(リスティング広告)に加え、アドテクノロジーを活用した運用によって、広告枠、入札額、ターゲット(オーディエンス)、クリエイティブ、コンテキストなどを、変動させながら出稿する方式の広告です。
- PPC広告(Pay Per Click Advertising)
PPC広告とは、リスティング広告に代表される、クリックされることによって課金されるタイプの広告(クリック課金型広告)です。
- インプレッション課金型広告
インプレッション課金型広告とは、広告の表示回数ごとに課金されるタイプの広告です。アドエクスチェンジやDSPでよく利用される課金タイプです。
- コンテンツ連動型広告
コンテンツ連動型広告とは、Webサイトのテキストを分析して、そのテーマと関連性の高い広告を表示する仕組みです。Google AdWordsが代表的なコンテンツ連動型広告です。
- 興味関心連動型広告
興味関心連動型広告とは、コンテンツ連動型広告に「過去に閲覧したページ」「直近の検索キーワード」などの行動ターゲティングの要素がプラスされた広告手法です。代表的なものにYahoo!のインタレストマッチがあります。
- 行動ターゲティング広告(BTA:Behavioral Targeting Advertising)
行動ターゲティング広告とは、ユーザーが閲覧したページ情報をもとに、ユーザーの興味関心でセグメントする広告のことです。これの代表的な広告がリターゲティング広告です。
- SEM(Search Engine Marketing)
SEMとは、検索エンジン上で実施するWebサイトへ訪問を促すマーケティング手法です。具体的にはSEOとリスティング広告を指します。
ソーシャルメディアマーケティングとは、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアを用いたマーケティング手法です。
- ソーシャルリスニング
ソーシャルリスニングとは、分析ツールを使ってソーシャルメディアやブログなどのユーザーの発言や行動の履歴等のデータを集めるマーケティング手法です。
- ソーシャルグッド(コンテンツ)
ソーシャルグッドとは、企業のCSRコンテンツ(社会貢献につながるコンテンツ)です。企業がソーシャルメディアを使ってCSRコンテンツを発信したことでPRに繋がった事例があり、プロモーションの手法の1つとして注目されました。
- リアルタイムマーケティング
リアルタイムマーケティングとは、
a:『企業がユーザーとシームレスかつパーソナライズされたコミュニケーションを行うことができる仕組みのこと』
b:『現在世界で起こっている事象に反応し、ソーシャルメディアなどを介して、それを広告・PRに利用するマーケティング手法のこと』
aとbで意味が異なりますが、どちらも使われています。
- ランディングページ(LP)
ランディングページとは、『そのWebサイトにユーザーが訪れた時に最初に訪問したページ』のです。
- LPO(Landing Page Optimization)
LPOとは、ランディングページ最適化(Landing Page Optimization)のことです。
- EFO(Entry Form Optimization)
EFOとは、エントリーフォーム最適化(Entry Form Optimization)のことです。エントリーフォームの「入力項目の数」「レイアウト」「ボタンの大きさや色」「文字の大きさ」「入力エラーへの対処」などの要素を改善していくことです。
- CRO(Conversion Rate Optimization)
CROとは、コンバージョン率最適化(Conversion Rate Optimization)のことです。上記のLPOやEFO、Web接客などを指します。
- SMO(Social Media Optimization)
SMOとは、ソーシャルメディア最適化(Social Media Optimization)のことです。ソーシャルメディア上で自社コンテンツにアクセスしてもらための施策です。
- UGC(User Generated Contents)
UGCとは、ユーザー作成コンテンツ(User Generated Contents)のことです。ユーザー個人で作成したコンテンツを指します。例えるとSNSやレビューサイト等に投稿された写真や動画などのコンテンツです。
- DFO(Data Feed Optimization)
DFOとは、データフィード最適化(Data Feed Optimization)のことです。ECサイト等で商品表示を集客チャネルごとに最適化するための手法です。
- マーケティングオートメーション(MA)
マーケティングオートメーションとは、マーケティングの各プロセスおけるアクションを自動化するための仕組みやプラットフォームのことです。「最適なコンテンツを、最適なタイミングで、最適な方法で届ける」ことを目的に利用されます。
- CRM(Customer Relationship Management)
CRMとは、顧客関係管理(Customer Relationship Management)のことです。顧客との良好な関係を構築し、顧客価値を高めるためのマネジメント全体のことを指します。「理解」し「分解」し「再構築」する。の3つに分けることができます。
- カスタマージャーニー
カスタマージャーニーとは、『顧客が自社商品を購入するまでに辿るプロセス』のことです。どのようにしてブランドや商品と接触し、その時にどういう体験をして、どのような心理変化を起こすのか。その時の潜在ニーズは何か、最終的に何がトリガーになって購入に至ったのか、などを可視化することを目指します。
- LTV(Life Time Value)
LTVとは、顧客生涯価値(Life Time Value)のことです。顧客が一定期間内に企業の商品やサービスを購入した金額の合計を指し、上記CRMの重要指標です。また生涯とはなりますが実際は「特定期間(取引開始から○年間などの期間)=期間LTV」で試算することが多いようです。
- 広告ID
広告IDとは、AppleやGoogleなどのプラットフォーム事業者からアプリ開発者に提供され、ユーザーがオプトアウトできる、匿名かつユニークな広告配信識別用IDのことです。
Cookieとは、ブラウザでWebサイトを閲覧した際に作成され、データを一時的に保管しておく仕組みです。会員制のサイトなどで、ログインした情報を記録して、次回ログインの手間をなくしたり、コンテンツの内容をユーザーに合わせて表示したりする目的で作られた技術です。
Cookieシンク(Cookie Sync)とは、Webサイトへの訪問やバナーインプレッション時に、そのユーザーに対して発行されたCookieを、別のドメインで発行したCookieに紐づけ、CookieIDを統合・マッピングする技術のことです。
- ファーストパーティクッキー(1st Party Cookie)
ファーストパーティクッキー(1st Party Cookie)とは、訪問したWebサイトのドメインから直接発行されているCookieのことです。
サードパーティクッキー(3rd Party Cookie)とは、ユーザーが訪問しているWebサイトのドメイン以外から発行されているCookieのことです。
- VAST(Video Ad Serving Template)
VASTとは、動画広告掲出テンプレート(Video Ad Serving Template)のことです。IAB(インターネットアーキテクチャ委員会)が定めた、動画広告の規格の1つです。「動画広告ファイルのURL」「リンク先ページのURL」「再生数やクリック数などのデータ送信先」などの仕様が決められています。
- VPAID(Video Player-Ad Interface Definition)
VPAIDとは、動画プレイヤー広告インターフェース定義(Video Player-Ad Interface Definition)のことです。IAB(インターネットアーキテクチャ委員会)が定めた、動画広告の規格の1つです。動画広告の中にソーシャルボタンを設置したり、動画の中で別の動画を再生したり、スライドショーを表示したりと、VASTよりもリッチでインタラクティブな表現が可能です。
メディアレップとは、インターネット広告の一次代理店のことです。広告主や広告代理店と複数の媒体社の代理として広告媒体を仲介する役割があります。
- 広告インベントリ(広告在庫)
広告インベントリとは、広告表示数のことです。メディアにとってWebサイトの広告表示数(インプレッション)は、収益に直接影響する要因であることから、インプレッションのことを、広告インベントリ(広告在庫)と表現します。
- 広告インジェクション
広告インジェクションとは、広告収入を得ることを目的に、悪意のあるプログラム(インジェクタ)を用いて、本来は掲載されない広告の挿入や差し替えを、Webサイト運営者に無断で行うオンライン広告詐欺の1つです。無料提供されるブラウザの拡張機能やソフトウェアに仕込まれる事が多いです。
- IoT(Internet of Things)
IoTとは、あらゆるモノがインターネットと繋がる(自立的にデータを送信できる)仕組みのことを表す用語です。スマホやウェアラブルデバイス以外に、家電、日用品、医療機器、自動販売機などにもデータを送信するためのセンサーが埋め込まれ、他の機器に情報が送られ活用される仕組みです。
- LBM(Location Based Marketing)
LBMとは、ユーザーの位置情報に合わせて情報を配信するマーケティング手法です。店舗を持つ企業の場合は、顧客の場所に合わせて最も近い店舗の情報を表示できるといった大きなメリットがあります。
- SoLoMoマーケティング
SoLoMoマーケティングとは、ソーシャル、ローカル、モバイルを融合させたマーケティング手法のことです。スマホなどのモバイル端末を使って、位置情報やSNSと連動させたマーケティングです。
ビッグデータとは、企業など組織が蓄積している膨大なデータのことです。ユーザー属性情報のほか、Webやアプリのアクセスログ、広告接触履歴、リサーチ結果などがあります。
- スマートテレビ(スマートTV)
スマートテレビとは、従来のテレビに、「インターネット接続機能」「端末間連携機能」「アプリケーション・コンテンツの提供機能」が加わった、インターネット用いて機能拡張が可能なテレビのことです。
- VOD(Video On Demand)
VODとは、Video On Demand(ビデオオンデマンド)のことです。ユーザーが見たい時に動画コンテンツを視聴できるサービスのことです。
- SVOD(Subscription Video on Demand)
SVODとは、Subscription Video on Demand(サブスクリプションビデオオンデマンド)のことです。定額制動画配信を指します。(Netflix、Hulu、Amazonプライムなど)
- TVOD(Transactional Video On Demand)
TVODとは、Transactional Video On Demand(トランザクショナルビデオオンデマンド)のことです。視聴レンタル制の都度課金型動画配信を指します。
- EST(Electronic Sell Through)
ESTとは、Electronic Sell Through(エレクトロニックセルスルー)のことです。ダウンロード型動画販売を指します。買い切りなので、視聴レンタル制のような視聴期間に制限額がないことが特長です。
- AVOD(Advertising Video On Demand)
AVODとは、Advertising Video On Demand(アドバータイジングビデオオンデマンド)のことです。広告を視聴することで動画コンテンツを視聴できるビデオオンデマンドサービスを指します。YouTubeやTverなどがこれにあたります。
- PPV(Pay Per View)
PPVとは、Pay Per View(ペイパービュー)のことです。都度課金型の動画配信や動画販売を指します。上記、TVOD(Transactional Video On Demand)とEST(Electronic Sell Through)に分けられます。
- ITP(Intelligent Tracking Prevention)
ITPとは、Intelligent Tracking Prevention(インテリジェント・トラッキング・プリベンション)のことです。プライバシー保護を目的として、サイトを横断したトラッキング(クロスサイトトラッキング)に制限がかかります。
GDPRとは、EU一般データ保護規則(General Data Protection Regulation)のことです。2016年にEUで制定、2018年に施行された企業による個人データ保護や取り扱いについて定められた、EU域内で適用される法令のことです。
今まで個人情報とみなされていなかったIPアドレスやCookie情報も個人情報とみなされ、取得する際にユーザーの同意が必要となりました。
- CCPA(California Consumer Privacy Act)
CCPAとは、カリフォルニア州消費者プライバシー法(California Consumer Privacy Act)のことです。2020年にアメリカ合衆国カリフォルニア州で施行された、カリフォルニア州居住者のプライバシーに関する州法です。
CCPAはGDPRの違いは。保護対象となる個人情報がGDPRよりも広い点、CCPAが個人情報の使用自体は禁止していない点が違います。
- LGPD(Lei Geral de Proteção de Dados)
LGPD(Lei Geral de Proteção de Dados Pessoais)とは、2021年施行予定のブラジルの個人情報保護法のことです。LGPDはGDPRから強い影響を受けており、保護対象となる個人情報の範囲や取り扱いなど多くの共通点があります。
- ETL(ETLツール)
ETLとは、「Extract(抽出)」「Transform(変換)」「Load(書き込み)」の頭文字をとった用語です。基幹システム等から必要なデータを抽出し、書き込み先のシステムの形式に合わせてデータ変換と書き込みを行うことです。
データ活用が重要視される現代において、自社の顧客データの他に外部データを取り扱うケースも増えてきました。ETLは様々なデータ格納先の間に位置し、データ格納先が必要とするデータ形式に整形して受け渡す役割があります。
- アスキングデータ
アスキングデータとは、マーケティングリサーチなどでユーザーに質問を行い、得られる回答データのことです。
- アクチュアルデータ
アクチュアルデータとは、『Web行動履歴』『アプリ利用履歴』『位置情報』『購買履歴』『フォーム入力情報』『アンケート回答情報』など、ユーザーの行動や回答を計測・集計して得られた、サンプリングや推測がされていない全量データのことです。
沢山の用語があるが馴染みのある用語も多い
いかがですか?多いですね!
ですが現在普通に使われているものなどもあり、馴染みの強い用語もたくさん出てきたと思います。
改めて意味を知るとなるほどと思うものもありますが、実際に使っていけば自然と体が覚えてくるものです。
またまた専門用語は日に日に増えていくモノ。
常にアンテナを張ってデジタルに触れていくとよいでしょう。
【検証!】webマーケティングはやめておけ!は実際のところどうなのか
webマーケティングは「やめておけ!」が目立つ!
前回webマーケティングとはどういうものかをお話ししましたが、早速こんなネガティブな話題になってしまいました…。
とはいえこれはとっても大切な話なので早い段階で説明しておかないといけない問題と思い、今回はこんなタイトルで書かせて頂きます。
この「webマーケティングはやめておけ!」というワード。
webマーケティングの事を調べようと検索すると必ずサジェストで出てくるんですよね。
それだけ皆さんがマーケティングという業務に携わって後悔しているのでしょうか?
いえいえそんな訳ない!という話をするためにこの話題を取りあげております。
決して私がwebマーケティングに否定的ではないのでご安心ください。
ではどういった事柄が原因で「webマーケティングはやめておけ!」というキーワードが発生しているのでしょうか。
それは思うに、皆さんがイメージしているwebマーケティングの仕事と、実際の仕事にギャップがあるからではないでしょうか?
ではどういったイメージをwebマーケティングに持っているのか、または知らなかった事があるのか調べてみましょう。
〇〇だから「やめておけ!」
webマーケティングを実際に行ってみて、イメージと現実のギャップがあった、または知らなかった事を調べてみました。
その中でも特に多かった4つの原因をご紹介します。
①専門用語やスキルなど勉強するものが多いから「やめておけ!」
一番多かったネガティブな要因はこれでした。
まあそれはそうですね、専門知識やスキルなどwebマーケティングを始めるにあたって基本的に覚えた方がいいスキルなどは沢山ありますし、効果や施策を説明する際の資料をわかりやすく作成する為に、ExcelやPowerPointなどのoffice系のスキルも求められます。
また実際にサイトを制作したりする場合もあるのでWordpressなどのスキルも必要になるケースもあります。
現代ではインターネットの成長はとても早く、今まで使ってきたものがすぐに新しいものに取って代わられるなんて事も頻繁にあるので、常に新しい技術やスキルにもアンテナを張っておく事が大切ですね。
なるほど確かに必要なものという話になると、専門知識やスキルが多く必要なんだなぁと感じます。
でもこれって本当にすべて確実に初めから「必須」なのでしょうか?
もちろん最終的にすべてのスキルを会得している事になると思いますが、初めからすべてを会得しておかないとwebマーケティングってできないんでしょうか?
ちょっと気になりますよね。
誰でも最初は知識を何も知らないまっさらな状態からスタートします。そこからwebマーケティングをやるために少しずつ知識を蓄えてスキルを身につけていくのですが、その優先度、重要度が解れば解決できそうですね。
それでは少し調べてみましょう。
多くのサイトで解説されているものですが、webマーケティングにおいて重要なスキルは「コミュニケーション能力」だそうです。といってもこれは、ミーティング中にクライアントと楽しくお話しできるか?とかそういう事ではありません。
ここでいう「コミュニケーション能力」は「クライアントに上手に説明できるか?」「クライアントのご要望をしっかり理解できているか?」という能力です。
webマーケティングをするという事は、そこには必ず訴求する商品やサービスがあります。クライアントと相談してどういった目的で商品・サービスの広告を作るかなどをちゃんと話し合える人じゃないといけません。クライアントが「専業主婦に使ってほしいサービス」と言っているのに、専業主婦が忙しい時間帯と言われている17時~20時にアクションをしても、主婦にその広告が届く確率は低いですよね?
そういうところをクライアントと相談、提案しながら進めていかないといけません。
そのための「コミュニケーション能力」は確かに必要不可欠ですね。
次に必要なのはweb広告・SNS運用スキルです。
リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告の運用スキルは運用者に最も求められている必須スキルです。広告の適切な運用を行うには、SNSや各媒体の知識に加え、論理的思考力も必要不可欠になってきます。
SNSを普段から楽しめているかどうかが結構大事にではないでしょうか。
また、広告運用には専門用語が使われるので、一番始めはこうした用語をしっかり覚えるのも必要です。次回の記事で用語を細かく解説していこうと思いますので、そちらも是非ご確認ください。
また2017年より「webマーケティング検定」が誕生しました。
こちらは月22時程度の勉強で取得が可能なwebマーケティングの資格が取れる検定です。まだ始まって間もない資格ですので、取得している人数が少ないです。なのでこちらの資格を持っていれば面接などでも大分有利になるのではないでしょうか。
そのほかにもアクセス解析やプログラミングのスキルもですが、ここら辺になると「必須」というより持ってたらすごく助かる。という感じみたいです。
もちろん出来るに越したことはないのですが、ハードルが高くて諦めたなんて事にならない様に知っておきましょう。
この技術は作業をしていくうちにいつの間にか身に付いてた、くらいの感覚で問題ないと解説してるサイトも沢山あります。この話も今後触れていけると思いますのでお楽しみにしていてください!
②結果が数字になって表れて責任が大きいから「やめておけ!」
次に目に付いた理由がこれですね。
例えば新商品のマーケティングを依頼されて広告を打ったとします。
その広告は何件見られた?その広告から何件アクセスがあった?その広告からアクセスした人の何%が商品を買った?
などGoogleアナリティクスなどを使って常に施策に対しての数字が確認できる状態です。
自身が担当した広告にまったく効果が出ない。なんて事になったら確かに落ち込んじゃいますね…。
でもこれ逆に考えたら、ちゃんと各部門で数字が出てるのだから改善して数字の変化を見てまた改善。
と、どんどん改善して効果を上げていけるという事じゃないでしょうか?
数字が見えなかったら、そもそも広告が悪いのか商品が悪いのか、どこから手を付ければいいのかもわかりませんよね。
そう考えると「webマーケティングやめとけ!」と言いたくなるほどのモノでもないんじゃないかなぁとも感じますね。
確かに何も知識がなかったら改善方法を考えるのも難しいかもしれないですが、
「まずは〇〇の真似をしてみる」といった方法で改善を進めることも可能です。
数字の上げ方は無限にあり正解もありませんが、試して数字が全く変わらない事はありえません。
数字が下がったのなら、「この方法は数字が下がるからやめよう」という知識になります。
常にすべての情報がマーケティングの知識に繋がるので、「数字が下がる事=失敗」だけではないという事がわかって頂けたのではないでしょうか。
③地味な作業・泥臭い作業が多いから「やめておけ!」
結構驚いたというか、そういう意見もあるんだなぁとすごく興味を持てた回答がコチラ。
そうですね地味かもしれないですね。例えばどんな作業かあるでしょう。
- キャッチフレーズを考える
- 顧客調査
- 広告文作成
- キーワードの選定
- 連絡事
- 日々の広告効果の確認
こんな感じでしょうか。地味ですね~これは地味です。
基本的にwebマーケティングは「どういう事をすれば効果がでるか?成功するか?」を考える仕事ですので、効果的なキャッチフレーズを考えたり、顧客のニーズを調査してマーケティングするための的確な場所、時間、方法を考えたり、この記事の様に広告の文章をSEOの効果が出るようにキーワードを選定して作成したり、広告を打った後でも効果があるか?もっと効果を上げる方法はないか?と常にチェックしていく作業が続きます。
私は過去にTVCMの企画制作会社に在籍していた事があり、その時もやはり同じように効果の高い宣伝にするために、色々と調査したりチェックしたりを繰り返していました。地味でしたねぇ。泥臭かったですねぇ。
でも、その広告やCMが成功した時の喜びはとても大きかった記憶があります。
企業様からも顧客からも良いリアクションがもらえた時「間違ってなかったんだ!」って自分の成長を感じました。
それは地味かもしれないですがとてもキラキラしている事には変わりないのではないでしょうか?
あくまで主役は商品やサービスです。顧客に興味を持ってもらうために、私たちがプロデュースをしているのです。
それは地味で泥臭いかもしれませんが、取り扱う商品やサービスによってはすごく価値のあるお仕事だと私は考えています。
地味で泥臭い作業が必ずしもつまらない作業では無いことを知って頂ければ幸いです。
④会社員だと年収が低いから「やめておけ!」
これは切実な理由ですね…。低いですかそうですか…。
ではもしあなたがこれからwebマーケティングを仕事するために、企業に就職した場合どれくらいの年収になるか考えてみましょう。
私調査で大変恐縮ではありますが、ざっと複数の企業様のwebマーケティング平均年収を調べてみました。
ちょっと私自身「お、ここいいなぁ」って目移りしちゃう様な企業様もあり、
現在のwebマーケティングの重要性も一緒に確認することができて良かったです。
閑話休題。
それでは平均年収を発表しましょう。
416万4千円
という結果になりました!
お?これって結構水準が高いのではないでしょうか?
ではなぜ年収が低いと言われているのでしょうか?
これも私調査になってしまいますが、おそらく業種・職種の違いの差ではないか?と感じます。
webマーケティングは現在どんどん重要度が上がっていっているのですが、どうしてもまだそこまで必要と感じていない業種・職種が存在します。
そういう場所だと一般社員と同じ扱いで就業することになりますので、単純にキャリアを稼がないと年収を上げるのは難しくなってしまうかもしれないですね。
416万円は一般的なビジネスパーソンの平均年収をしっかり超えているので、入社する企業の年収をしっかり意識すれば、現在からの年収アップも十分可能では無いでしょうか。
これはあくまで企業に就職した時のお話で、webマーケティングをフリーランスで行っている方もいらっしゃいます。
フリーランスの場合の年収の平均はどれくらいなのでしょうか?
そちらもちょっとお調べしてみました
715万円
これは40代くらいでようやくこのレベルって感じらしいですね。
20代30代では300~500万くらいが相場の様です。
今はwebやSNSでのマーケティングが当たり前になってきている時代ですが、
企業もなかなかじゃあ明日からwebマーケティングしよう!とは行かないものですし、
知識もスキルもない状態ですからどうしてもプロに依頼しないといけません。
そういう時に委託できるフリーランスは確かに有利かもしれませんね。
ただフリーランスも簡単にできることではないので、今この記事をお読みになられてる方もじゃあ明日からフリーランスで頑張るか!って訳にもいかないですよね。
いずれフリーランスというふうに考えながら、今はそこまでの基礎作りとして企業に入ってwebマーケティングの業務をこなすのがいいかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「webマーケティングはやめておけ!」といわれる原因、理由をざっと調べてみました。
私自身この「やめておけ」の話題に触れた上で、やはりそれでもwebマーケティングに魅力を感じるひとりです。
仕事はやりがいが大切。
全然興味のない、やる気のない仕事を無理にやるのは心身ともに健康的ではありません。なので「webマーケティングなんて興味ない」と考えている方に「いやいや、やりましょうよ!」なんてことは言いません。
ですが少しでも興味があったり、やりがいを見出せているのであれば、絶対にやるべきなんじゃないかな?と感じます!
これからの時代はやはりweb上での商売やサービスがどんどん増えていきます。
そしてその商品・サービスを盛り上げるために、webマーケティングの知識とスキルは必要不可欠なのです。
ですから、webマーケティングを始めたいと考えてる人は、「webマーケティングはやめておけ!」を気にせず、どんどんスキルを会得してwebマーケターを目指すべきだと思います!
【解説!】WEBマーケティングとは?を解決!
webマーケティングとは?まずはそこから
「webマーケティング」とは、簡単に説明すると
webサイト・ECサイト・webサービスなどに対し、消費者を集客して、商品やサービスを購入して頂いたり、長期的な関係性を築き上げる作業です。
TVCMや雑誌のマスメディア広告を使って顧客を呼び込む集客活動
訪れた顧客に商品やサービスを勧める販売活動。
これら全てをWEB上で行うのがwebマーケティング
と解釈して頂けると良いもしれませんね!
そもそもマーケティングってなんだろう
マーケティングとはより多くの商品やサービスを提供し顧客の欲求を満すために企業が行う活動です。そのためにまず
- 商品・サービスの紹介
- どこで手に入る?
を宣伝しなくては始まりません。
そして顧客のニーズに合った商品やサービスを提案し、認知してもらう必要があります。
顧客に
この商品・サービスが欲しい!
と購入に繋げていくのがマーケティングの目的です。
そして現代において、webサイトやSNSで集客力アップ、販売力アップのために色々な活動を施策するのが「webマーケティング」です。
どんな方法があるのか?
web上では
さまざまな集客方法が存在します。
ですがマーケティング方法の選び方や打ち方を間違えてしまうと、どれだけ時間をかけても集客が期待できない場合もあるので注意が必要です。
そしてやっとwebサイトに誘導できたとしても、実際の商品やサービスに魅力を感じてもらえるとは限りません。
web上におけるマーケティング方法や、顧客のニーズに合った商品・サービスの誘導の仕方などを工夫する必要があります。
webマーケティングとは、その方法や誘導を工夫し、実際に実施して利益に結び付けるための作業となります。
マーケティングの効果を知るためには
webマーケティングでは
- どこの広告からどれだけの集客ができたのか?
- 誰が、どこのページを、どのくらいの回数閲覧したか?
- どこのページに、何人がどのくらいの時間滞在したか?
といった細かいデータ検証できます。
その数字をもとに、集客方法や宣伝方法などを改善させていき、集客・販売の実績を上げていく事が基本的なミッションとなります。
つまりwebマーケティングは、webサイトの商売を盛り上げるための作業であると言えます。
こういう風に書くとなんだ難しい事をやらないといけないんじゃないか?と不安になってしまう方も多いと思いますが、これって普段皆さんが生活していく中で自然とやっている事なんです。え?どういう事??って感じですかね?
では次の記事を見てみて下さい!
あなたも無意識のうちにwebマーケティングをしてる!
例えば「美味しいハンバーグが簡単に作れるレシピ考えた」としましょう。
今だと恐らく気軽にSNSで発信しますよね?
「この方法で美味しいハンバーグが簡単に作れるよ!」
でも、文章だけだと閲覧者の目につきにくくなりますね。
フォロワーの方ならもしかしたら反応してくれるかもしれないけど、
フォロー以外の人は完全に読み飛ばしちゃうはず。
じゃあ出来上がったハンバーグの写真も載せよう!
そして気になった人のために、レシピも載せよう!
読み飛ばしされない為に、派手な調理動画もアップしよう!
色々施策しているうちにフォロワーが増えてきました。
さらにフォロワーさんから「作り方詳細な手順が知りたい」とコメントがついた!
どうででしょう?
これがもし「美味しいハンバーグが簡単に作れるレシピ本を出版した」という話だった場合、あなたは無意識のうちのweb上で宣伝、集客、誘導、販売のwebマーケティングを実施した事になります。
少々極端な説明ですしたが、これでwebマーケティングとは何か?がなんとなくわかって頂けたのではないでしょうか?
もちろんwebマーケティングを仕事にするには宣伝方法、集客方法、実績を精査するスキル、マーケティング用語や意味を理解するなどなど、より多くの知識が必要となります。
ですが逆に言えばwebマーケティングの総合的なスキルや知識を持っていれば、自社の商品・サービスはもちろん、自身がフリーランスになった際の集客や宣伝など、他より一歩、二歩も先に行く事が可能な重要な活動だということはわかって頂けたと思います。
当然このサイトでもそう言った「webマーケティング初心者」の方々が疑問に思っていること、知りたいこと、不安に思っていることなどを取り上げて、自身も含めて解決していける物にするつもりですのでよろしくお願いいたします。